僕に限らず
一般的な「女性フルート奏者」に対するステレオタイプなイメージって
結構みんなあると思うんだけど・・・
なんでしょうね？他の楽器と変わらないはずなのに
「お嬢様の趣味」みたいに思われがちな。
あとは「なんかメンドクサイ人」とか。
坂本さんはそういうのが全然ない。
それどころか、あの小さな楽器で「豪快な音」を出す。
これはものすごい「武器」だ。
ポップスのニュアンスも抜群で、彼女がサウンドのトップにいると
KABB!の音楽に軽音楽で重要な、それでいて実は難しい
「重みのある軽さ」が加わってキラキラする。
力強く「わたしオンナです！」って言ってるみたいでおもしろい。

東京でのライブで出会ってから、自分のCDに参加してもらったりと
それなりに深いお付き合いをさせてもらってますが、まだ謎が深い！
ボーカリストなのに、ドラムたたけるしギター弾けるしベース弾けるし、
いきなりピアノでクラシックの難曲弾きだすし。
レコーディング機材にやたらと詳しいし。
さらに、フルートとか吹けるとかいうし。
ここまで音楽に愛されている人は見たことありません。

これはみんなが書いてることだと思うけど「がんばりやさん」です。
世の中には「人よりちょっと楽器がウマい」
というだけで音大に進んだり、
そのままプロになっちゃうような人がいますけど・・・
つまり「音楽に対する動機」っていうか
「やりたいことがあって」じゃない人ってことですね。
そういう人は伊達さんを見習いなさい。

ただ、がんばった事に対して
なかなか成果が顕れないというキビシイ現実もあって・・・
だから「楽器がウマいだけの人」は余計に「せっかくなんだから」と
伊達さんみたいに
「ハッキリとした動機」を持って音楽に接するべきなのです。